はじめに
この記事カテゴリーでは、18年マニュアル作りに携わってきた、私まにゅまにゅが考える「伝わるマニュアルの作り方」について書いていきます。
一番最初の記事となりますが、何を書こうかなと考えました。
まずは基本から、と思いまして、「結局マニュアルってなんなの?」というところから書いていきます。
マニュアルとは読み手がいるからこそ存在するもの
マニュアルって、結局なんなんでしょうか。
マニュアルという言葉の意味を調べますと、
weblio辞書では、
>
「マニュアル」とは、ある目的を達成するために必要な手順や方法を記した文書である。具体的には、製品の取り扱い説明書や企業の業務手順書などが該当する。マニュアルは、正確な操作や手続きを理解し、効率的に作業を行うために重要な役割を果たす。
>
と紹介されていました。
「マニュアル」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
ある目的を達成する、とはなんなのでしょう。
簡単にいってしまえば、対象となる人に、やってほしいことを達成してもらう、ということですよね。
つまりは、対象となる人、つまり読み手がいないと、マニュアルは作られない、ということです。
なので、マニュアルとは、読み手がいるからこそ、存在するものなんですよね。
世の中にある多くのマニュアルが、「読み手」を無視して書かれているなと感じます。
企業が作りやすいように作っている、そういうことです。
結局は、これからこのカテゴリーで書いていくことは、ほとんどここに帰結します。
読み手が読みたいと思えなければ、マニュアルではない、そう私は思っています。
マニュアルの種類
マニュアルには多くの種類があります。
先ほど書きましたが、マニュアルは読み手があって存在するものです。
ですので、読み手ごとに分類してみたいと思います。
対象商品・サービスを使っている人向け
取扱説明書
世の中の多くの人が、マニュアルというとイメージするものが取扱説明書ですよね。商品・サービスを購入すると、大抵の場合、商品と共に入っていきます。最近ではWEBでのみ掲載しているパターンも増えました。
設定マニュアル
おもにはデジタルガジェット系に多いマニュアルです。たとえば、WiFiルーターなどがあげられます。購入して、使えるようにするための設定方法が掲載されています。他にも家電などでも入ってきますね。テレビやレコーダー、洗濯機などもまずは設置して、設定することから始まりますので、取扱説明書とは別に作られていることが多いです。
お手入れマニュアル
取扱説明書内に書かれていることも多いですが、お手入れや掃除などがこまめに必要な商品ですと、単独でお手入れマニュアルが存在することもあります。最近では印刷物として商品同梱のパターンよりも、WEBで動画などを通して展開されています。お風呂やキッチンなど、住宅設備関係が多いです。
対象商品・サービスに関わる業者の人向け
サービスマニュアル
自動車やバイク、船、などの輸送機器関連、プリンターなどのオフィス機器関連、サーバーなどネットワーク関連など、一般消費者が自分だけでは修理や設置などできない商品などは、メーカー以外に、それらをメンテナンス・修理などする業者の人が存在します。
それらの人が読んで、対処の仕方を知るためのマニュアルです。
自動車でいえば、ディーラーの整備士さんが読むマニュアルになります。そこには自動車の対象箇所ごとに、修理点検方法が掲載されています。以前は紙で印刷されていましたので、1車種あたり1000ページほどのマニュアルとなっていました。
今はWEBマニュアルとして展開されることがほとんどです。
取付設置マニュアル
別の記事で少しお話していますが、住宅設備のキッチンやお風呂などを設置する設置業者さんが読むマニュアルです。各部品の組み合わせの仕方、配管の方法など、事細かく書かれています。
仕様変更情報展開資料
一度発売された商品でも、中で使われている部品などは絶えず修正が行われています。時には自動車でいう「リコール」の原因として、部品が特定され、その部品の交換が必要になることもあります。そのような情報がメーカーから各業者に展開されるマニュアルもあります。
社内関係者向け
業務マニュアル
企業で働いている方なら、まず使ったことはあるかと思います。仕事の仕方、社内システムの使い方、など、社内だけで通用するマニュアルです。
販売マニュアル
大枠で言えば業務マニュアルの範疇に入るかもしれません。またメーカーであれば、関連する販売店向けに作成しますので、社内ではなく関係企業向けともなります。対象商品・サービスの販売の仕方について説明されているマニュアルです。
商品紹介マニュアル
新商品などが発表された時、またはその前など、社内に向けて紹介するためのマニュアルです。大手企業であれば、部署によって新商品への関わり方も変わってきます。そちらにともない、マニュアルの作り方もかわります。
まとめ
いくつかのマニュアルを紹介してきました。取り上げていけば、もっとあるかと思います。マニュアルと一言でいっても、多くの種類があり、それぞれの役割があります。そして対象としている読み手がいます。
マニュアルの目的を達成するために、マニュアルの作り手は日々努力していますし、四苦八苦しています。ですが、企業において、「マニュアルを作る人」というのは、商品を開発する設計者やデザイナーなどに比べて、正直地位は低いと思います。あまり大事にされていません・・。
それって悔しいなと思います。読みやすいマニュアルを作ることができる人は貴重ですし、ある意味アーティストですし、作家です。
この記事を通して、そういった方の後押しになればいいな、と少し思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

