はじめに
紙で提供されるマニュアルには、大きく言えば「冊子タイプ」と「ペラタイプ」に分かれます。
冊子タイプ
サイズ的にはA4かB5サイズなどで、縦型が多い。自動車の取扱説明書などは車のダッシュボードに入れる関係でA5サイズで作られいることも多い。おおよそは左綴じだが、まれに右綴じのパターンもある。
ペラタイプ
A4サイズ両面などが多いが、ルーターなどインターネット機器の設定マニュアルなどは、A2サイズなど大きな紙で印刷されているものを折ってたたみ、A5サイズやA6サイズなどに仕上げているものも多い。
これらを作っていく際、とくにペラタイプのマニュアルについては、レイアウトの仕方によって、情報の伝わりやすさが変わってきます。これはなぜなんでしょう。
それは、人の視線の動かし方には一定の法則があるため、その法則に沿っていないレイアウトにしてしまうと、人は情報を頭に入れにくくなるからです。
この記事では、人の視線の動かし方の法則について考え、そこに沿ったマニュアルの構成について考えていきたいと思います。
今回は、ペラタイプについてお話していきたいと思います。
人はまず左上から見ていく
視線の動かし方についてはZの法則というものがあります。WEBで検索するとたくさんの記事が出てきますので今更感もありますが、このような流れで視線を動かし、情報を読み取っていくことが多い、ということです。

左上を見て、そこから視線を右に。さらに下側の左へ、そこから視線を右に。という流れで、アルファベットのZのように視線を動かしていくという法則です。
ですので、基本的には左上に一番目立たせたい内容、つまりは該当マニュアルのタイトルを。
そして、その下に大タイトルを、その下に中タイトルを、などという感じで作っていくことが基本となります。
A4ペライチの場合のイメージ

基本的には上から下へという流れになりますが、イラストなどを並べる場合は、まず注目させたいイラストを左に。その横に次のイラストを、という方がよいですね。
今の状態から、次の状態へ、など、動きの変遷を表現したい場合などはそのような形をおすすめします。
折って使う展開A2サイズなどの場合のイメージ

WiFiルーターの接続マニュアルなど、多くの情報量を伝えたい場合、紙のサイズとしてはA2など大きくなりますが、本体に同梱しないといけないため、折られてA5サイズなどになっているマニュアルがあります。
この場合、読むときは結局は紙を広げてA2サイズなどの状態になりますが、そのままでは読みづらいため、カラム化させたレイアウトになっていることが多いです。
このときもZの法則を意識した作りにすることがいいでしょう。上記に書いたイラストのように、縦でカラムを作っておく。そのカラムも左から右、その下にいき、左から右、を繰り返すレイアウトを意識します。
そして、1カラムの下にいくと、隣のカラムの一番上に展開させるという作りにします。
ただ、この際、1カラムの一番下側から、次のカラムの一番上に行く時、視線の動きが激しく発生しますので、なんらかのナビゲーションアイコンを入れるなど工夫は必要でしょう。
他にも様々なサイズのマニュアルがありますので、それぞれにおいて、Zの法則は意識して、レイアウトを工夫していくことが大切です。
さいごに
簡単に説明してみましたが、視線の動きの意識がマニュアル作りには必要です。視線の動き方については、今回ご紹介したZの法則以外にも、様々な法則があります。
情報の提供方法によって、別の法則を意識する必要がありますので、それらも学んでいけるとよいですね。
私もこのマニュアルマニアのページを通じて、再度勉強をしていければと思っています。それらの勉強の成果はまた掲載していきますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

