はじめに
今年の4月、車を買い替えました。HONDAのVEZELにしました。必然的に、この車の取説を読むことが増えてきました。で、以前の経験から、気になる部分、たくさん出てきます(笑)。で、ご紹介していきます。
ただこれは、この車の取説に限った話ではなく、他の自動車メーカーの取説においても、同じことが言えます。そのくらい、国内の自動車メーカーの取説って横並びです。皆、同じように作られています。
ユーザー目線に立つと、気になる点がたくさんあり、そこを改善したら、他のメーカーより優位にたてるのにな、と思います。まあ、それくらい、取説には重点を置かれていない、コストありきで作られているということは事実としてあるのですが・・。
ま、その辺は置いておいて、進めていきます。
WEB取説(HTML版)のイラストはカラーで掲載してほしい
WEBで見ることができる取説、つまりHTML版の取説でも、各項目の補足説明として、イラストが挿入されています。
自動車の取説では、ほぼ主流となりましたが、そこで掲載されているイラストは、ほぼCADデータをベースに作られています。
これは自動車メーカーが自動車を設計する際に作ったCADデータがあるので、そのCADデータから、不要な部分を抜いて、取説で説明したい部位のみ、にして、画像データにする、という流れで作られます。おおよそ、その取説制作を委託されている制作会社が行なっています。
で、そのCADデータは、一部には色がついていたりしますが、使う時はおおよそグレースケールに変換して使います。紙の取説は、モノクロ印刷の場合が多いので、イラストに余分な色をつける必要はありませんし。
そして、変に色をつけたりすると、車の仕様が変わったとき、困ったことになる(イラストの色を変えるために、取説の改訂を行わないといけない)ので、まあ、そのようなことは行いません。
で、HTML版に掲載するイラストは、紙の取説に入れるものと同じものになりますので、必然、HTML版においても、モノクロイラストになります。
と言う感じで、今までは、個人的にも、イラストはモノクロということに慣れていました。で、とくにそれで不都合は感じていませんでした。
ただ今回、改めてVEZELの取説を読んでみると、イラストがモノクロだと、見づらさを感じました。質感がないというか、リアルさが欠如されるため、パッと読んだ時に、「あれ、この表示ってどこにでるの?」「このボタンってどこにあるの?」と感じてしまいます。
車の内装はグレードによって色も変わりますし、外装はもっと変わります。色は言わずもがな。そう考えると、イラストをカラーにするには様々な障壁はあるかと思います。
ただ、やりようはあるのではないでしょうか。思い切って、イラストをカラーにすることで、ユーザーの使い勝手が変わるかどうか、満足度がかわるかどうか、調査してみるもの手ではないでしょうか。
そのようなユーザビリティテスト、取説の世界でも行われるのですが、自動車の取説で、そこまで行われているというのは、正直聞きません。
取説をコストターゲットとしてとらえるのではなく、ユーザーの満足度を高めるためのツールでもあると考える姿勢が、メーカーにとっても必要なのでは?と感じます。
ワイパーの説明、正直わかりづらい
これもVEZELに限った話ではないのですが、ワイパーって使いづらくないですか?そして、ワイパーの説明を取説で見ても、やっぱりよくわかりません。
ワイパー部分に、様々な文字や記号は書かれています。が、小さくてよく読めません(老眼の問題かも・・)。あと、どっちの方向に動かせば、どうなるのかもよくわかりません。
そして、ワイパーに書いてある「INT」の意味、よくわかりません。取説を読むと、「間欠(雨量が少ないとき)」と書いてありました。
僕は普段、ワイパーをいつも、このINTに位置させています。雨が降ると、勝手に動き始めるので、私は「これはAUTO機能なんだな」と思い込んでいました。
違うんですね、きっと・・。これはVEZELだけなのか、どの車もそうなのかわかりませんが、ワイパーにも、ライトのようなAUTO機能があるのだと思い込んでいましたが、そうではないんですね。
でも、このINTの間欠、の意味、この言葉を聞いて、意味がパッとわかる日本人、いますかね・・。いないですよね・・。
これはきっと、以前の取説から、そしてどの車種であっても、このように書かれているのだと思います。そして、ずと変えていないのでしょう。
このあたり、ユーザーを見ずに、取説の各部分を、「部品」のようにとらえ、ただ、その部品を流用して作っているから、このようになっているのではないでしょうか。
ドアの施錠説明に出てくる人物のイラストが無機質
「ドアの施錠」がうまくいかず、取説の該当部分を読みました。
説明の内容自体は気になりませんが、イラストで気になった部分がありました。
車の外観、そして、そこに人がいて、車外からドアの施錠を解除する説明イラストがあります。
そこに出てくる人、なんといいますか、可愛くないんですよね・・。スキンヘッドのおじさんに見えるんですよね・・。
このあたり、制作者としての気持ちはわかります。もう少しリアルなキャラにしてしまうと、いろいろな問題がでてくるんです。
たとえば、「このキャラは女性だけど、この車のターゲットは男性なんだよね、というつっこみが各所から入る」、それがゆえに、「一度作ったイラストを、他の車種の取説で流用しづらくなる」など。
ただ、もったいないんですよね・・。このキャラをみると、気分が萎えます。せっかく良い車なのに、イメージダウンです。
最後に
VEZELという車は、とても良いです。人気で、街中いたるところで見かけるのも納得です。そして、乗っていて、満足感や優越感に浸れます。そこまでの高級車ではないのですが、この満足感を得られるのはコスパも良いと感じます。
がゆえに、取説にはもっと気を遣ってほしいなと感じます。
今後、もっと良くなっていくことを期待しております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

