はじめに
先日、とある有名家具小売りチェーンのお店で、キッチンで使うワイヤーラック的なものを購入しました。
引っ越ししたばかりということもあり、妻から「ここのスペースをもっと有効に使いたい」という話もあり、収納グッズ関連を多く購入しているところです。
で、このワイヤーラック的なものは、下記のような単純な構造です。

足が4本、天板が1枚(正確には2枚ですが)、筋交いが1セット、という構成です。それぞれをつなぐネジもあります。
このワイヤーラックを取説を見ながら、妻と2人で組み立てて行きました。
同梱されていた取説はほぼイラストのみの構成
こういった家具関係の取説でよくある形ではありますが、文字はほとんど書かれていなくて、イラストで組み立て方を説明している取説でした。
Aの部品とBの部品を、Cのネジで3箇所止める、というような内容をイラストだけで説明している、というような。
まあ上記で紹介したような単純な構造ですので、そのような説明書であっても、まあ大丈夫かなと思い、組み立てを進めて行きました。
筋交いがうまくはまらなくて焦る夫婦二人
しかし、進めていく中で、思わぬところで躓いてしまいます。
それは筋交いをはめる工程でした。
ワイヤーラックを背後から見るとこのようになります(天板は便宜上外した図にしてあります)

後部側、両サイドの足の上下に、ねじ止めをする場所があり、その部分合計4箇所にネジで、筋交いを止めて行きます。
このとき、足の上には天板をはめてあります。なので、両サイドの足の感覚の調整はできなくなっています。そして、この筋交いは❌の状態で完成している部品なので、この合計4箇所にねじ止めをするとき、筋交いが硬い状態になってしまい、ねじ止めがなかなか出来ない、という状況になりました。
(うまく言葉にすることができず申し訳ございません・・)
まあ、なんとか、無理やりねじ止めをして、ワイヤーラックを完成させることはできたのです。
で、最終調整のとき、それぞれのネジを本締めしているタイミングで、ふと気づいたのです。
上記イラスト、❌の交差している部分に、青い丸印を入れてあります。
なんと、ここはネジになっていて、このネジの部分を緩めることで、筋交いが緩み、両サイドの4箇所にネジ締めするとき、「筋交いがカチカチでネジをしめられない!」と悩むことはなかった、のです。実は。
このようなことを思うのは、私たちだけではないと思うのです。誰もが感じることなのではないでしょうか。
で、取説にそのようなことが書いてあるかというと、書いていないんですよね。
筋交いをねじ止めする工程で、1文書いてあればいいだけだと思うのです。
「筋交いをねじ止めする前に、筋交い中央部のネジを緩めると、筋交いが緩み、ねじ止めしやすくなります」など・・。
これを書かない理由、それはなんなのでしょう??
文字を極限まで減らすのは誰のため?
家具などの説明書が、イラスト中心の記載になり、文字がなくなっていったのは、いつからなのでしょう。
きっと、IKEAの影響が強いのではと予測します。IKEAが色々評判になっていた時期を考えると、2000年代初頭くらいから、でしょうか。
イラスト中心の説明書は、おしゃれですよね。そして、言葉が少ないので、どのような国籍の方でも理解しやすいという利点はあるのでしょう。
でも、果たして、ユーザーにとっての利便性は、そこに本当にあるのでしょうか?
少なくとも、今回私が購入したこのワイヤーラックにおいては、取説は私にメリットを与えていません。むしりストレスを与えています。
文字を極限まで減らす、今までのようにイラスト中心で説明書を作る、そのような思考に固定化されてはいませんか?
今一度、誰のために説明書があるのか、考えていただければなあと思います。
最後に
良いマニュアル、良い取説、どのようなものなんでしょうかね・・。時代によって、読む人によって、国によって、いろいろなのかもしれません。。
今回の取説は、私にとっては、正直なところ0点でした。
でも、他の人にとっては、そうではないのかもしれません。
このサイトを始めてから、改めてマニュアルについて考えることが多くなりました。
正解は一つではないのでしょうね。
だから、マニュアル制作者の皆さんは、悩むのでしょうね・・。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

